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産科について
妊婦健診
母体の一般診察後、毎回胎児のエコー検査を行います。条件がよければきれいな4D画像が撮れます。携帯・スマートフォンへのダウンロードも可能です。ぜひあなたの赤ちゃんの成長アルバムに加えてください。
検査内容
初期血液検査 | 1回 | 10,100円 |
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HTLV-1検査 | 1回 | 2,290円 |
クラミジア検査 | 1回 | 1,980円 |
基本的な妊婦健康診査 | 14回 | 6,450円 |
※公費補助対象
分娩
自然分娩が基本です。必要のない限り、会陰切開、分娩誘発、吸引分娩などの医療介入はしません。お産のスタイルも従来のLDRでの分娩に加え、助産院のような和室分娩も可能です。分娩の際に前期破水、微弱陣痛、子宮内感染、弛緩出血、頸管裂傷などが起きる可能性があります。このような医学的処置が必要な場合は、速やかに対応いたします。
費用:420,000~500,000円
※出産タイミング、出産方法、環境等により変わります
帝王切開術(帝切)
帝切には予定の場合と緊急の場合があります。
予定帝切は、主に前回帝切・骨盤位の方に対して行います。
緊急帝切は、分娩経過中に母児に危険が生じた時に行います。胎児胎盤機能不全による児心拍低下、胎盤早期剥離、児回旋異常による分娩停止、母体の急激な血圧上昇などが対象となります。
麻酔は腰椎麻酔と硬膜外麻酔の併用で行います。術後は硬膜外麻酔による鎮痛を行いますので、少ない痛みでお過ごしいただけます。
帝切は、経腟分娩より入院日数が長びいたり、次回も帝王切開の可能性が高くなる場合もあります。
帝王切開後の経腟分娩
前回帝切後の自然分娩をVBAC(ヴイバック)と言います。VBACには子宮破裂の危険があるため、『前回帝王切開は今回も必ず帝王切開』とする施設が多いようです。
当院ではVBACを希望される妊婦さんに対しては、一定の条件を満たす方に限ってお引き受けしています。詳しくはご来院時に問診、診察のうえご案内いたします。
費用(保険適用外):50,000円加算
骨盤位分娩
当院では、骨盤位の方には矯正法を指導させていただいております。私の経験では28~30週に行えば多くの方は頭位に戻ることが期待できます。(38週で戻った例もあります。)
矯正されなかった場合、初産の方に対しては赤ちゃんのため帝王切開をご提案します。
経膣分娩をご希望される経産婦さんについては、赤ちゃんが大きくないこと、骨盤が十分広いこと、産道に伸展性(やわらかさ)があること、単殿位(お尻から出てくる姿勢)であることなどの条件を満たす場合にお引き受けしています。微弱陣痛、遷延分娩となることなどもあります。
費用(保険適用外):50,000円加算
無痛分娩
自然分娩が基本ですが無痛分娩、和痛分娩をご希望の方には硬膜外麻酔を施します。予約が必要ですので健診時にお申し込みください。無痛分娩には微弱陣痛による遷延分娩、麻酔による血圧低下、排尿困難などが起こることがあります。
費用(保険適用外):80,000~100,000円加算
立会い分娩
ご主人の立会いをお勧めします。出産の感動をぜひご夫婦で分かち合ってください。
ご希望があればお子さんやご両親の立会いも可能です。
産科手術
子宮外妊娠手術、頸管縫縮術、不妊手術、人工妊娠中絶術、流産手術など。
形成手術
他院での帝王切開や婦人科手術の傷が大きく盛り上がったり引きつれたりしてお悩みの方に対し、古い傷を除去し、美容外科的に修復する形成手術を行います。
母親教室
よりリラックスして出産を迎えるために予備知識を得ていただくための内容です。
前・中期、後期の方を対象に、それぞれ月に2回開催しております。
母親教室でお話する一部を動画でご覧いただけます。
トップページの動画をご覧ください
乳房外来
助産師が担当します。
乳房のトラブル、断乳の方法などおっぱいに関することならなんでも気軽にご相談ください。
乳房マッサージ
費用(保険適用外):3,300円(税込み)栄養指導
栄養・体重管理は妊娠高血圧症群や妊娠糖尿病などの予防にとても大切です。当院の管理栄養士が妊娠中や入院中、また退院後の食事の取り方まできめ細かく指導します。
栄養指導は外来でも受け付けています。
乳児健診
母体の産後1カ月健診時に乳児の1カ月健診を同時に行います。身長・体重・胸囲・頭囲測定、身体的な健診、黄疸、母乳の分泌や飲み方などを確認します。
費用:5,730円
※公費補助対象
予防接種(自由診療)
風疹、インフルエンザ等。インフルエンザは妊娠中でも12週以降であれば問題はありませんので、予防接種(自由診療)を受けることをご検討ください。
病診連携
福井県立病院、福井県済生会病院、福井大学医学部附属病院、福井赤十字病院等の病院と病診連携をとり、母子の健康を最優先に対処いたします。
産科のQ&A
時々おなかが張ってくるのですが・・・
妊娠半ばを過ぎて赤ちゃんが大きくなってくると、子宮が収縮することが多くなります。
ほとんどの場合は、しばらく休んでいると収まってくるものなので心配ありません。ただ、繰り返し同じ症状が出る場合や、出血を伴う場合には、すぐに受診してください。
妊娠中や授乳中に風邪をひいてしまった・・・
風邪などの症状の場合、まず受診をしていただき症状に合ったお薬を処方してください。
当院では胎児や赤ちゃんに影響を及ぼさないお薬を選んで出しますが、お薬に不安が残るようでしたら、医師に相談してください。薬が心配だからといって、治療を受けずに我慢することはかえって母体・胎児にとってよくありません。
出産時の陣痛がとても不安なのですが・・・
正直言うと、陣痛はとても痛いものです。しかしその痛みを乗り越えて、かわいい赤ちゃんを産むことができるのです。
以前は陣痛の痛みを少なくするために、ラマーズ法などの方法が試されてきましたが、痛いものは痛いのです。
無痛分娩や、母親学級などで呼吸法や陣痛時の気持ちを自分自身でコントロールする紹介していますので、詳しくはぜひご相談ください。
前回帝王切開だったのですが、今回も帝王切開ですか?
前回の帝王切開に至った理由によって、再度帝王切開になることもありますし、自然分娩できることもあります。
前回の帝王切開が骨盤位(逆子)や妊娠高血圧症などで行われた場合は、自然分娩を試みることは可能です。ただ、前回の分娩中に赤ちゃんが降りてこなかった場合は、帝王切開をする場合もあります。
主治医の先生とよく相談して決めましょう。
妊娠中や授乳中のタバコや飲酒は控えたほうがよいですか?
タバコは赤ちゃんだけでなく、お母さんにも悪いものであることは皆さんがご存じのはずです。タバコの主な成分であるニコチンは、血管を収縮させ子宮や胎盤の血液の流れを少なくしてしまいます。胎児はお母さんの血液を通ってその命を保っているわけですから、血液の流れが少なくなることは胎児にとって大変怖いことです。
また、授乳中の母乳の中にもタバコの有害物質やお酒のアルコール分が出てきますので、極力、禁煙・禁酒に心がけてください。